山梨岡神社は、山梨県山梨市下石森にあり、768年造営と伝わり、石森山と呼ばれる小山に熊野大権現(伊弉諾尊・事解男命・速玉男命)国建大明神(国常立尊・大国主命・少彦名命)の6柱を祀っています。
石森山は塩山山と共にデイダラボッチの伝説があり(その昔一夜にして富士山を造る際こぼれた土が石森山、塩山山になったとされる話)境内には2mの草履や無数の巨石があり、石祠が祀られています。
巨石群はそれぞれ名が付けられており、石信仰の多く残る山梨ならではの景観で、日本庭園の石組の原型の様で丸石ですが荒々しく見応えがありました。
また、本殿は県の文化財に指定されており、江戸時代初期の建立で、二座相殿の二間社流造・銅版葺きで妻飾りの懸魚や板蟇股などの飾りや擬宝珠高欄付き縁・側面後端に脇障子など見所でした。